ロボットやVRなどのインタラクティブシステムを構築するためのリアルタイムで動作す3D映像認識技術と映像表示技術に関する教育研究
インタラクション工学分野では、コンピュータと人間のより良い関係を構築することを目的のひとつとしています。特にコンピュータビジョンは、
カメラからの画像情報を基に、人工知能や進化計算を用いたコンピュータビジョン、ヒューマンセンシング、視覚情報処理などの基礎技術です。これらの応用として、
生理学的知見や心理学的知見に基づくヒューマンインタフェース、画像からの潜在情報抽出、人物追跡、ドライバモニタリング、危険物の画像検知などを研究しています。
現在、コンピュータによって様々な映像を創り出すコンピュータグラフィックス(CG)の研究を行っています。
特に、最近は、実世界をカメラ撮影した実写映像を利用して仮想的なCG映像を生み出すイメージベースCG技術の研究に取り組み、実世界と仮想世界を融合する、
新たな映像技術の可能性を探っています。CG映像に関連する技術は、CGソフトウェアの基本的な操作技術、映像コンテンツを製作するためのデザイン技術、
さらには、コンピュータ上でプログラム開発等を行なうメディア技術など、その内容は多岐に渡ります。また、コンピュータ内部にCGによる仮想世界を構築するにあたっては、
数学や物理の考え方が必要にもなります。デザイン・メディア工学コースは、そのようなことに興味のある学生の希望に応じて、様々な知識や技術を学ぶことのできる場であると思います。
デジタルメディアにおいては、コンピュータと人とのインタフェースをどうデザインするかが重要です。
私たちの研究室では、インタフェースデザインに基づくメディア技術の開発を行っています。
具体的な対象に関する問題の定義、アプリケーションのインタフェースデザイン、そして、実現のための情報技術開発を行っています。