人や環境に優しい生態系を含めた生活空間を構築するための、環境情報のデータベース化と環境アセスメント、
および地域計画と環境調和型まちづくりに関する教育研究
大塚尚寛 教授
大規模な開発や建設行為に伴う景観の変化は、地域景観を阻害する場合があります。
人や環境に優しい地域デザインを行うに当たって、地域景観は重要な要素となります。
そこで、地域景観の保全を目的とした環境アセスメントにおいて、
バーチャルリアリティシステムを用いた景観シミュレーションを行うことにより、景観変化を予測し、
事前に評価する方法について研究を行っています。
また、景観対象領域がどこから見えるかをGISとリモートセンシングデータを組み合わせて予測する可視領域解析法の開発にも取り組んでいます。
研究テーマは、「容易に」・「迅速に」・「精度良い」多点での大気環境データ測定法の開発と、
「継続的で」・「直感的にわかる」GISによる環境情報の可視化システムの構築です。
講義は、『環境センシング』を担当し、環境測定法から環境情報の可視化・伝達システム、環境リスク評価について講義します。
現在の環境問題は低濃度ではあるけれども、普段生活しているあらゆる場所で起こります。
インターネットなどのメディアを活用することで自分が生活する地域の環境情報を理解し、
多くの人が共有できる地域社会をデザインしたいと考えています。