デザイン工学分野 教員紹介

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デザイン工学分野

環境デザイン

人や環境に優しい生態系を含めた生活空間を構築するための、環境情報のデータベース化と環境アセスメント、 および地域計画と環境調和型まちづくりに関する教育研究

大塚尚寛 教授

大規模な開発や建設行為に伴う景観の変化は、地域景観を阻害する場合があります。 人や環境に優しい地域デザインを行うに当たって、地域景観は重要な要素となります。 そこで、地域景観の保全を目的とした環境アセスメントにおいて、 バーチャルリアリティシステムを用いた景観シミュレーションを行うことにより、景観変化を予測し、 事前に評価する方法について研究を行っています。 また、景観対象領域がどこから見えるかをGISとリモートセンシングデータを組み合わせて予測する可視領域解析法の開発にも取り組んでいます。

齊藤 貢 准教授

研究テーマは、「容易に」・「迅速に」・「精度良い」多点での大気環境データ測定法の開発と、 「継続的で」・「直感的にわかる」GISによる環境情報の可視化システムの構築です。 講義は、『環境センシング』を担当し、環境測定法から環境情報の可視化・伝達システム、環境リスク評価について講義します。 現在の環境問題は低濃度ではあるけれども、普段生活しているあらゆる場所で起こります。 インターネットなどのメディアを活用することで自分が生活する地域の環境情報を理解し、 多くの人が共有できる地域社会をデザインしたいと考えています。

プロダクトデザイン

人や環境に優しい"もの"を創造するためのデザインプロセス、思考支援法、造形表現法、およびデザイン評価法に関する教育研究

田中隆充 教授

ロンドンのCentral St Martins College of Art and DesignでMAを取得後、(株)田中デザインオ フィスで東京を拠点に大手企業、中小企業の約150点の商品企画、コンサルテーション、グラフィックデ ザインからインダストリアルデザインまでの幅広いデザイン分野を手掛け、グッドデザイン賞等を数多く 受賞。また、企画から販売までを実務レベルで行う(有)メタ・コミュニケーションの代表取締役、もの つくり大学講師(非)、法政大学工学部講師(非)、を経て、2004年6月に岩手大学に赴任。 また、学術分野においては、デザイン・プロセスの上流における発散的思考過程の支援方法に関する研究 において千葉大学で博士(工学)を取得。研究室では卒業後、総合的なクリエーションができる人材育成 をするため、学生に対し社会の一員として現場・実務経験を共同研究等を通して推奨している。したがって、 プロレベルでの商品開発の現場を積極的に教育面に取入れるため、年間約10件の産学官の共同研究、 受託研究を受け入れている。

コンテンツデザイン

メディアアート,アニメーション、Webコンテンツなどの情報や映像コンテンツを制作するための情報デザインと映像メディア表現に関する教育研究

本村健太 教授

岩手大学芸術・スポーツ学系教授。博士(芸術学)。筑波大学大学院博士課程芸術学研究科修了。 「総合芸術」や「芸術と技術の融合」をテーマにバウハウスの研究を継続している。芸術・デザイン運動としてのバウハウス理念・方法論を独語や英語の原書から読み取っていく理論研究と、 今日的なバウハウスを意図した映像メディア表現の実践研究の双方を同時進行することを課題とする。 芸術・教育・メディアのジャンルを横断し、表現の側からの地域貢献や人材育成を試みるとともに、メディア・アートとしてのVJ表現の可能性についても取り組む。 最近は、映像イベントにおけるプラネタリウムVJやレーザVJのアートディレクションに力を入れている。